今回のブログは、多くの方へ参考になるかどうか、まったくわからない内容ですので、タイトルにあえて”私の”と追記してあります。そして、これによって妻がどの様に受け止めたかも、まだ、掴みきれておりません。
懺悔の実施日から1年半経っておりますが、妻に「懺悔はどうだった?」など聞くわけにもいかず、、、私的には自己満足感に似た感情が、日々の生活の中でフッと湧き出る瞬間を味わえるだけでも「実施して良かったかな」と、今日現在で思っております。
結婚して25年、何とか今日まできました。長年の夫婦間にある”くすぶり”、生活の節々で、言葉に”感情がべったり張り付いて出てくるキーワード”。みなさんも一つや二つはあるのではないでしょうか。
本題に入る前に、今回の懺悔への前提を共有しておきたいと思います。まず、①不倫やDVなどで発生した懺悔レベルとは全く違います。長年の些細な蓄積による発生したテーマの懺悔です。②加害者被害者という表現をすると、お互い一生懸命やっていたが、結果的に、、、私が加害者になり、妻が被害者となってしまったシュチュエーションの懺悔になります。ですので、懺悔するのは加害者の私です。③懺悔のテーマは、あまり考えるとテーマ件数もキリがないので、あえて一つに絞りました。
50代後半、わざわざ懺悔などせずに、徐々に、徐々に、家族に対する時間を増やしたり、妻の手伝いをしたり、こちらから声がけをしたり、時間をかけて私が変わっていく姿を見せる方法もあります。が、性格的にスッキリさせて前へ進みたいタイプなので、今回のテーマについて、一度ハッキリ懺悔してから(気持ちを言葉で直接伝えてから)、妻へのフォローの生活をしようと決めました。妻の考えるレベルと私のレベルがあっているかどうかは不明ですが、、、
さて、本題です。まずは、懺悔を実施する前に重要なのはプランです。イメージ、イメージ、漠然と考えても懺悔にはなりません。せっかくの懺悔が、日常生活でよく私の口から登場する「ごめん、、、」程度のレベルにならないように十分に注意が必要です。せっかくの懺悔が、日常の雑踏に流されてしまうほど寂しいことはありませんので。妻への懺悔、その際の重要なポイントは3つ。
1)懺悔のテーマは1つに絞る:長年、妻の口から何度も何度も出てきた感情付きのキーワードを選びます。細かいことを考えると「洗濯物入れに靴下を入れる時、めくれている状態で入れない」とか「食器を下げる際に、油ベトベトの皿の上に重ねない」などキリがありませんので、大事な1つに絞りそこに全力投球することがベストかと思います。
では、私が妻に何を懺悔したのか? 懺悔のテーマは、いろいろ考えましたが、やっぱり、それは「長年、仕事ばかりしていて、家庭を顧みない」というとても一般的によくある50代夫婦には普遍的な国民的なテーマです。でも、あえて、このテーマを正直に選びました。
2)懺悔を実施する場所にはこだわる:自宅でも良いのですが、あえて懺悔レベルの質を上げるためにも、非日常的な場所が良いかと思いますよ。場所にはこだわりました。まあプロポーズと同じようなイメージで場所を選ぶといいかもですねー。私の場合は、こんな感じの場所を選びましたよ。実際の写真です。
ホノルルのホテル、ヨットハーバーの夜景が見えるラナイです。えええええッ、わざわざここまで、、、という声が聞こえてきそうですが、大枚はたいて行きました。一種の投資ですね。将来の夫婦間のために、この価値が上がるか下がるか、、、元本保証は全くありませんが。どうせ懺悔するなら失敗でも成功でも、お互いの記憶に残る場所が良いかと思いました。懺悔の実施時間は、やっぱり夜ですかね。私の場合は、お酒が入り食事も終わった、PM9:00頃でした。
しかし、落とし穴がありました。時差と無意識に緊張していたせいか、いつも以上にお酒が回り、夜風に吹かれて気持ちよく一瞬眠ってしまいました。が、なんとか復活して持ちこたえることができました。いやーーこの時は危機一髪でしたね。今でも思い出すと冷や汗です。海外の場合は、時差とお酒にご注意ください。あぶないあぶない。
さて、懺悔実践、その時、どの様な表情で、どの様なトーンで、どのくらいの時間をかけて伝えたかは、残念ながら覚えておりません。多分、妻は覚えていると思いますが、、、加害者である私はそれなりに緊張していたんだと思います。
でも、私がハッキリ覚えているのは、「よしっ、今から、懺悔しよう!」というスイッチがカチッと入った気持ちの音は、今でも残っています。結婚前に妻のお父さんに「〇〇〇さんと結婚させてください」のような、今風に言えば The First Take の歌いだしのような、、、緊張感、たぶん。
私は使いませんでしたが、BGMなども活用するのも良いかもしれませんよ。例えば、アンドレ・ギャニオンの明日(Tomorrow)などはいかがでしょうか♬、、、懺悔時の音楽の力は偉大だと思います。
3)「懺悔の効果効能」については追及しない:しっかり準備したイベントごと程、盛り上がり、何度も何度も振り返り感動するのが一般的ですが、、、しかし、懺悔はイベントのようでありイベントではありません。気持ちのイベントですので、妻に対して「懺悔の結果」を求めてはいけません。加害者としては、すぐ、聞きたいですが。。。
懺悔の効果についてですが、焦らずしばらくはその時が来るまで、じっと待つスタンスが良いかと思いますよ。
でも、いつかは妻に、直接聞いてみたいと考えています。どのタイミングでいつ聞けるかはわかりませんが、私の場合「あの時の懺悔、どうだった?」的な軽い直接的な表現になりかねないので、そこは十分に気を使って文学的表現を駆使して、いつか気持ちよくスムーズに聞けたらとイメージしております。
聞けるのは何年後になるかわかりませんが、妻の口からこれだけは聞きたくないと思っております。
「懺悔? なにそれ、覚えてない、、、」
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